就業規則のヒアリングシート

こんにちは、「宗谷・稚内の社外総務部」はまなす社会保険労務士事務所です。

6月に入りましたが、稚内はまだまだ寒いです・・・。でも1日がどんどん長くなっていっていて、夜7時を過ぎても空が明るいので、なんとなくトクした気分になります。

そういえば子どもの頃はこの時期、夕飯を食べた後にまた外に出て、近所の幼なじみたちととっぷり日が暮れるまで遊んでいたな〜・・・(遠い目)。夏の日の長さは、緯度が高いまちの特権ですね。

さて、はまなす社会保険労務士事務所では、就業規則の作成や見直しも手がけているのですが、その際には下記のようなヒアリングシートを使います。

就業規則ヒアリングシート(PDFファイル)

見本として最初の2ページを掲載しましたが、実物は全18ページの一大巨編(!)です。しかも、これは就業規則の本則の分だけなので、パートタイマーさんの就業規則や育児・介護休業規程などを同時に整備する場合は、ヒアリングシートの分量ももっと多くなります。

就業規則のご依頼をいただいた場合は、事業主さんと何度もお会いして、このヒアリングシートをもとに質問し、規則の細部を詰めていきます。丁寧にその事業所さんのルールをお伺いし、就業規則に反映させていくことで、その事業所オリジナルの就業規則ができ上がる、というわけです。

就業規則の完成までには通常、3か月から4か月程度かかりますが、この作業には、事業所さんからの疑問やお悩みにもお答えする、いわゆる労務コンサルティングも含まれます。就業規則を作るのに合わせて、事業所が持つ様々な問題点を洗い出して、直せるところは直し、今の時代にマッチしたルールに変えていったり、新たな制度を導入していくお手伝いをしていくのです。

勤務時間にしろ懲戒の理由にしろ、休職や復職の取り扱いにしろ、昨日はこうだったけれど今日はこうする、あの人にはこのやり方にするけどこの人には違うやり方でいくね、などと、雇い主の気分次第で変えられてしまっては、働くほうは「どうしたらいいの?」と戸惑ってしまいますよね。ルールが明確な事業所は、社員にとって働きやすいものですし、就業規則があることで、社員は「うちはちゃんとしている会社だ」と誇りと安心感を持つことができます。

と同時に、細部まできちんと定められた就業規則は、事業主さんにとっても、業務の運営や指揮をしていく上でありがたいアイテムになります。就業規則の整備は、会社がより発展していく最初のステップといえます。

「今の就業規則でいいのかな」「新しいのを作り直したい」とお考えの事業主さま、どうぞお気軽にメールや電話でご相談ください。