新元号は「令和」に!「働き方改革」第1弾も今日からスタートです

こんにちは、「宗谷・稚内の社外総務部」はまなす社会保険労務士事務所です。

すごく久しぶりの投稿です。書きたいことはたくさんあったのですが、なかなか筆が進まず今日まできてしまいました。

今日政府から新しい元号の発表がありましたね。新元号「令和」。私は一目見て「いい!」と思いました。文字もシンプル、響きもスッキリしていて、何より日本の古典「万葉集」からというのが気に入りました。「令和元年」が楽しみです。

昨日が平成最後の日と勘違いしていた人もいたようですが、平成はあと1か月続きます。今日は平成最後の年度始めの日。そして「働き方改革」第1弾である「年5日の年次有給休暇の確実な取得」が施行される日でもあります。

この4月から、雇い主は年5日の有給休暇を従業員に取らせることが義務付けられます。これは正社員だけでなく、週4日以上働くなどして有給休暇が年10日以上与えられるパートやアルバイトも対象になります。この有給休暇は半日単位で取らせてもいいですが、1時間単位の時間年休は対象外です。

この新しい有給休暇の取得義務付けに合わせて、「年次有給休暇管理簿」の作成と保存も雇い主の義務となります。確実に年5日の有休を取得させるためには、従業員がどれだけ有給休暇を取っているかをきちんと把握する必要があるからです。

また、休暇は就業規則に必ず載せないといけない項目であるため、就業規則のある会社では、この5日の取得義務付けについて就業規則に盛り込まなければいけません。平成10年代などに作成された古い就業規則をお持ちの会社は、これを機会に就業規則を一新することを考えてみてもいいと思います。

「年5日の有給休暇の確実な取得」については、厚生労働省のこのパンフレットがとてもわかりやすいです。(PDFファイル)

罰則規定もあるこの新しい規則。政府は働き方改革に対して本気なのだなと思います。ワーク・ライフ・バランスの実現への第一歩といえるかもしれません。有給休暇取得ルールの変更から、日本人の働き方も変わっていくといいなと、社労士として願っています。

 

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