熱中症にご用心:予防対策にはどんなものが?

こんにちは、はまなす社会保険労務士事務所の日野です。

もうすぐ7月なのに稚内は寒い日が続いています。昨日も一昨日も暖房をつけてしまいました…。

宗谷はそんな感じですが、本州以南は梅雨やら何やらで30度を超えるところもあるようです。(日本は広い!)

暑くなってくると熱中症が怖いですね。従業員を暑さ寒さから守り、職場環境を快適に整えるのも事業主の大切な役目の一つです。

世間で採られている熱中症の予防対策は…

・ペットボトルの水、経口補水液、塩飴、塩分補給のタブレットなどを支給

・ウォーターサーバーを設置していつでも冷たい水が飲めるようにする

・ファンの付いた涼しい作業着、屋外での作業で被る帽子、首に巻くアイスノンなどを支給

・休憩時間をこまめに取らせたり、昼寝をさせる

・熱中症がいかに怖いかを講習会で周知する  etc.

面白いなと思ったのは、

・工場のトイレに3段階の尿の色見本を掲示する

熱中症になると尿は茶褐色になるからだそうです。「おしっこの色を自分で確認して熱中症に注意しましょう」という啓発の貼り紙は、工場だけでなく学校などにも掲示されているのだそうです。

厚生労働省によるこのチェックリストも参考になります。(PDFファイル)

今年は新型コロナウィルスのせいでマスクと暑さとの兼ね合いが難しい夏になっていますが、こまめに換気して、人の配置が密の状態でなければマスクを外しての作業もアリだと思います。

夏の暑い日本では、熱中症で年間約1,500人が亡くなっています(平成30年、厚労省の人口動態統計より)。その大半は65歳以上の人々ですが、40歳~59歳でも183人が亡くなっており、若いから大丈夫、というものでもありません。

私も東京で暮らしていたことがあるので、本州の夏の暑さはよく知ってるんですよね…。本当に暑いです。イヤになるほどムシムシしてます。事業主さんも従業員さんも熱中症にはじゅうぶん気をつけて、夏を乗り切っていただきたいなと思います。